石丸伸二氏が新党設立会見でまたも“ケンカ上等戦略”か? 冒頭約10分間を都庁記者クラブ「糾弾」に費やす
《これでは、政党ではなく、選挙互助会ではないか》
日本共産党の宮本徹元衆院議員(52)が自身のX(ツイッター)でこう感想を漏らしていた。15日、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)が東京都内で設立会見を開いた地域政党「再生の道」のことだ。
石丸氏は今夏の都議選(定数127)に候補者を擁立する意向を示したものの、政策について問われると、「政策はここでは出さない。(候補者)各人の良識、判断に任せたい」などと説明。議案採決時は党として拘束せず、賛否は議員個人に任せるとしたほか、任期の上限を2期8年とした上で、「他党との掛け持ちも認める」とも語った。
2月16日まで候補者を公募する方針も示されたのだが、政党としての政策は示されず、党議拘束もかけず、他党の掛け持ちもOK――であれば、あえて政治団体を作る意味は何なのか。SNS上には《都議への就職説明会か?》との意見が出ていた。
■新党の設立以上に話題に
昨年7月の都知事選で小池百合子知事(72)に次ぐ次点となり注目を集めた石丸氏だが、この日の会見で新党の設立以上に話題となっていたのが、会見に出席した記者に対する好戦的な姿勢だった。