韓国メディアが報じた「石破電撃訪朝」の真偽は?
先週、石破茂首相の電撃訪朝のニュースが飛び込んできた。韓国メディアが報じたもの。早ければ3月下旬にも平壌に飛ぶそうだ。
日本国内では今のところ“フェイク”扱いだが、ともあれ石破首相が拉致問題解決に向けて日朝間の連絡事務所設置に言及するなど、対北朝鮮外交に積極的な姿勢を見せているのは間違いない。
周知のとおり、日本政府の対北朝鮮外交は、2002年小泉訪朝時の日朝平壌宣言がベースだが、その後は完全に膠着状態だ。安倍政権下の2014年、“ストックホルム合意”により、拉致問題と在留日本人や日本人配偶者などの安否調査と併せた“特別調査委員会”の設置で合意するなど、日朝関係はにわかに動き出したかに見えたが、進展せず、振り出しに戻っている。しかし、トランプ米大統領の再登場で局面は変わりつつある。