94歳のお婆さん相手にサイコロ賭博…逮捕された胴元は79~88歳の男女だった
田辺容疑者はこれまで2014年と17年の少なくとも2回、大阪市住吉区と天王寺区で賭博場を開き、パクられている。賽本引き賭博の摘発は、その時以来7年ぶりのこと。テンポの速い盆(博打)なら、1時間で90番近くの勝負が行われるという。
「毎日行われる『常盆』やったら比較的摘発しやすいんやが、例えば『今週土曜日に勝負しよう』いうて10人ほど集め、民間の場所で隠れてやられると、なかなか潜入すんのも踏み込むのも難しいんや。この賽本引きはトランプと違って、素人にはでけへんからね。ルールも知っとかなアカンし、常習者やなかったら、まず無理。『昨日とか、今日始めました』いう言い訳は通らん。94歳のおばあちゃんも勝負ができるぐらいやから、ボケてもおらへんし、他の高齢者も見た目は普通のお年寄りやった」(捜査事情通)
令和とは思えない光景だが、ジイさんバアさん連中が集まってサイコロ賭博とは、高齢化社会もここに極まれりだ。