2.8億円ロレックス窃盗団の手慣れた犯行手口…主犯格は生活保護受給者、ラブホで身柄確保の哀れ
グループ最年長の森北容疑者が事件の計画を立て、車両の手配やメンバーを選別。16日に公開手配され、出頭した自称、アルバイトの村田徹容疑者(52)が実行役のリーダー格だった。
森北容疑者は20年ほど前、仲間十数人と1年半にわたり、大阪、兵庫、和歌山でメンバーを替えながら空き巣や自動車盗、車上狙いを繰り返し、2億3000万円余りを奪った。2009年には借金返済に困り、パチンコ店で店員をテープで縛り、金庫から約1000万円を奪った。
一方の村田容疑者も09年~15年4月にかけ、男女十数人のグループで大阪、兵庫で自動車盗、車上狙いで約1億円を奪い、盗難車で全国各地を回り、盗品のカーナビをリサイクルショップに売り飛ばして生活していた。時計店で消火器をブチまき、ショーケースを割って宝石を奪ったこともあった。
「2人とも手口が荒っぽく、手慣れているが、どちらかというと森北は自ら計画を立てて仲間を誘い、村田はおいしい話に乗っかるタイプです。共にその道のプロで、計画的かつ入念に準備していたことがうかがわれる」(捜査事情通)
森北容疑者も村田容疑者もかつては盗んだ金で派手な生活を送っていたようだが、生活保護をもらっていたというから、背に腹は代えられなかったのか。