欧米では多数派…日本人女子選手も「低用量ピル」で五輪実力発揮

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 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が28日、都内にアジア各国の同機構を集め、20年東京五輪に向けたシンポジウムを開催。講演したWADA(世界アンチ・ドーピング機関)のハウマン事務局長は、「犯罪の世界もスポーツをつぶそうとしている。ドーピングで金儲けを企む連中が手ぐすね引いている」と警告した。

 6年後の東京五輪でメダルラッシュを狙う日本は、ジュニアの育成に力を注いでいるだけに、特に注意が必要だ。

 多くの国では五輪のメダルに多額の報奨金を出す。お金欲しさに禁止薬物に手を出す選手は後を絶たない。しかし、女性アスリートの場合、五輪本番で最大限の力を出すためにこんな手もある。

■服用してもドーピング違反にはならない

 五輪の開催期間は約2週間。女性選手はその間に生理がくると、体調の変化により100%の力を発揮できないケースも少なくない。

 個人差はあるが、体温が下がって体が冷え血行が悪くなる者もいれば、激しい生理痛や頭痛を覚え、体がだるくなる者もいるからだ。症状は軽くても「出血による不快感など気分が冴えない」という女性も多い。

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