主将・長谷部はW杯初戦絶望か…囁かれる右膝痛の“深刻度”
「メディカル的には問題ないが、膝周辺の故障が厄介なのは、実際に試合でプレーすると炎症を起こして痛みが出たり、水がたまって可動域が狭まったり、練習では想定できない症状に見舞われることがある。今の長谷部には、まさにその状態の可能性がある。6日目の練習にジョギングシューズではなく、スパイクを履いて練習に参加したからといって、きついトレーニングをやったわけではないし、今後は痛みが引いた、ちょっとハードな練習をやった、痛みがぶり返した、別メニュー調整、痛みが引いた……を繰り返すことになる。とても戦力として計算できない」(同記者)
■細貝を呼ばなかったことのツケが回ってくる
それは、DF酒井高にも同じことが言える。長谷部と違ってサブ組の酒井高は「いつ日本に強制送還されるのか、ここ数日ビクビクしていた」(マスコミ関係者)。たとえW杯本大会前に痛みが引いたとしても、長谷部と同じように戦力には数えられない。
「長谷部も酒井高もW杯に連れて行くと判断したのは、ザッケローニ監督と相談相手のサッカー協会・原技術委員長。この日の練習後、原委員長は『長谷部は(6日の強化試合)ザンビア戦には出ない。(W杯初戦の)コートジボワール戦も難しい』とコメントした。完治する見込みの低い選手を引っ張り、これで使い物にならなかった場合、2人の責任は重大です」(前出の記者)
長谷部の代わりにドイツ組の細貝を、酒井高の代わりに左右のSBがこなせる磐田の駒野を呼べば良かった…と後で泣きを見ることになる。