ザックが頼る 「ピッチ外のチームリーダー」長谷部の役割

公開日: 更新日:

 ケガでパフォーマンスが落ちているにもかかわらず、ブンデスリーガ最終戦(10日)にフル出場したのが長谷部だ。

 ケガの再発を恐れて最後まで試合に出なかった内田とは対照的に、この姿勢こそザッケローニ監督が長谷部を評価する最大の根拠だという。

 どんな状態でも、最後までチームのために全力を尽くす。たとえ最終戦で古傷が悪化したとしても、長谷部は必ず代表に選ばれていたともっぱらだ。

 ザッケローニ監督は長谷部に関して、「(前回W杯出場のGK川口と)同じような役割を期待している」と話していたという。

 W杯は勝ち進めば1カ月間に及ぶ。直前の親善試合や合宿も含めればそれ以上の長丁場だ。「勝利」という目標は共通していても、しょせんは寄せ集め。最初から最後まで、代表メンバーの足並みが揃う保証はどこにもない。チームの雰囲気が悪くなったときの調整役というか、ピッチ外でリーダーシップの取れる人材は不可欠だ。ザックはその役割を長谷部に期待している。長谷部が戦力になるか否かは二の次なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭