記録破られた奥寺康彦氏 マインツ岡崎慎司好調の理由を語る
結果を残せば、チームメートも信頼して岡崎にラストパスを出す。前線で積極的に動き回りながら、どんなパスにも頭から突っ込んでいく岡崎のプレースタイルを理解してくれたことが大きい。 これが昨季のマインツのクラブタイ記録となる15得点に結びついた。
■昨季のクラブ記録15得点も更新できる
ボク自身も、古河電工からケルンに移籍したばかりの頃は、なかなかボールが回ってこなくて苦労したけど、リーガ終盤にゴールを決めてブンデスリーガとカップ戦の2冠に貢献できた。チームメートからの信頼度が増した2季目は、格段にプレーしやすくなったことを鮮明に覚えている。
彼のストロングポイントは、まずは「点の取れるエリアのにおいを嗅ぎ分け、飛び込むタイミングが分かっている」ことだ。「もっと点を取りたい」という向上心にあふれ、サッカーに真面目に取り組んでいる。今の調子を維持すれば、昨季のクラブ記録15得点も更新できると信じている。
ドルトムントに復帰してすぐにゴールを決めた香川真司(25)も、移籍の決断は大正解だった。あのままマンUにいても、試合に出られるチャンスはほとんどなかったでしょう。住み慣れたドイツには、香川を理解してくれるクロップ監督がいるのも大きい。選手というのは、やはり試合に出ていないと不安に感じるものだし、ブラジルW杯でも迷いながらプレーしていた印象がある。