EL初戦召集外のインテル長友 このままベンチ要員の危機
日本代表DF長友佑都(28)はセリエAの名門インテルで5シーズン目を迎え、今季から副主将に任命されたが、シーズン序盤からベンチ要員降格の危機を迎えている。原因は新戦力の台頭だ。
インテルは開幕前、ローマから22歳のブラジル人選手ドドーをレンタルで獲得した。登録はDFだが、左サイドのスペシャリストとしてスピードに乗ったドリブル、利き足の左足から繰り出す多彩なクロスが持ち味。
ドドーの攻撃力を高く評価するマッツァーリ監督は、今季セリエA開幕戦で先発出場させ、同じポジションの長友はベンチスタート。後半途中に出番が回ってきたが、右ウイングバックのDFジョナタンとの交代だった。
今季の欧州リーグ(EL)のドニプロ(ウクライナ)戦(19日午前2時キックオフ)。敵地での一戦に長友は遠征メンバーから外れ、左サイドにはドドーが、右サイドには今年1月加入のDFダンブロージオが入った。
ドドーもダンブロージオも攻守にわたって精力的に動き回り、後半26分にダンブロージオが決勝ゴールを叩き込み、指揮官に猛アピールだ。