ロッテ2位の京大・田中 指名後も「1日7時間は研究室に」
警察か? プロ野球選手か? いや、科学者だ――。
28日、ロッテ・ドラフト2位の田中英祐(22)が兵庫県警高砂署で一日署長を務めた。
「生まれ育った高砂市民を守る警察に敬意を表します」
と、整列する警察官の前で挨拶をした田中。仮契約も済んでないルーキーがこうしたイベントに出席するのは珍しいが、そこはプロ野球初の京大出身者。話題性だけなら12球団のルーキー・ナンバーワンだ。
なにせ、ドラフト指名後もトレーニングに精を出すどころか研究三昧。「SFA(表面力測定装置)における水和構造の逆計算理論」という卒業論文のために、「1日7時間は研究室にいます」というのだから、野球と研究、どっちが本業かわかりゃしない。