ここにきて“裏金ショック”? 大阪桐蔭が敦賀気比に大敗
夏春連覇を狙った大阪桐蔭(大阪)が、完膚なきまでに打ち砕かれた。3月31日に行われた準決勝、対敦賀気比(福井)戦で0-11の大敗。序盤でエース田中が2本の満塁弾を浴びると、打線も意気消沈したのか4安打と元気がなかった。
優勝候補がまさかの大敗。甲子園のネット裏では「ようやく部員も事の重大さに気付いたんじゃないのか?」と囁かれている。
大阪桐蔭は去る24日に、学校ぐるみの不正が発覚。保護者から集めた教材費や受験料をピンハネし、これまでわかっただけでも5億円以上の裏金をため込んでいた。しかも、1億円は幹部の飲食費やゴルフ、塾関係者の接待費に使っていたというのだから、悪質な事件だ。
学校側は会見で触れていないにせよ、野球部にも疑惑の目が向けられている。なにしろ関西地区はおろか、日本中から選りすぐりの「優秀な生徒」が集まっているからだ。あるプロ球団のスカウトが言う。
「大阪桐蔭のある野球部関係者はとにかく出張が多い。オレたちが兵庫や福岡に出掛けて鉢合わせしたことも一度や二度じゃない。つまり、選手を取るために日本中を飛び回っているということさ」