バルサがCL決勝進出 ネイマールの2Gでバイエルン沈める
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が、バルセロナ(スペイン)相手にゴールを量産し、欧州CL決勝進出を決めるか――。バイエルンの地元で行われた第2レグ(日本時間13日早朝開始)の興味は、前半15分のバルサFWネイマールのゴールでしぼんでしまった。
7日の第1レグを0-3で落としたバイエルンは、序盤から怒涛の攻撃を見せてスコアを3-0にし、まずは2試合合計のゴール数をタイにしたい。前半7分、右CKからDFベナティアが先制ゴール。しかし、その8分後にネイマールが、FWスアレスのパスを受けて左足シュート。あっさり同点に追い付いた。
29分には、再びスアレスからのパスをネイマールが右足でシュート。逆転弾を叩き込み、この時点で2試合合計5-1と圧倒的なリードである。
せめて地元サポーターに勝利を届けたいバイエルン。後半14分にFWレバンドフスキーのゴールで同点に追い付き、29分にFWミュラーが勝ち越し弾。そのまま逃げ切って、何とかビッグクラブの面目を保った格好だ。
「バイエルン敗退の原因は左リベリー、右ロッベンの両サイドアタッカーの戦線離脱です。リベリーは右足首を痛めて4月上旬から、ロッベンは腹部痛と左足痛で4月下旬からプレー出来なくなった。攻撃の核が不在だったバイエルン。第1レグで2ゴールを決めたメッシ、ネイマール、そしてスアレスの豪華3トップが絶好調のバルサ。CL優勝候補の筆頭相手にバイエルンは、地元で勝てたことをラッキーと思わないといけないでしょう」(サッカー専門誌記者)
32歳のリベリー。31歳のロッベン。ケガの多い2人に代わる強力サイドアタッカーを探す。今オフ、早急にバイエルンは着手しないといけないようだ。