放出報道で窮地…ミラン本田のクビをつなぐ名古屋の“援軍”
日本時間26日のウディネーゼ戦は、ベンチウオーマーだったミランMF本田圭佑(28)。試合は1―2に終わり、ミランは勝ち点43の10位と中位に低迷。セリエAの4、5位に来季の欧州EL出場権が与えられるが、5位サンプドリアとの勝ち点7差を縮めるのは厳しく、もちろんクラブ幹部、熱狂的サポーターは怒り心頭。
その矛先はダメ外国人助っ人に向けられている。
本田は左足首痛で2試合を欠場した後、ベンチ入りしながら前々節インテル戦、ウディネーゼ戦とお呼びが掛からず、4試合連続出番なし。現地メディアは「ホンダを評価しているインザーギ監督は今季後に解任。ホンダも一緒にいなくなる」と書き立て、日本の一部マスコミも「今夏にも放出」と報じている。
「いや、本田の首は当分は安泰では」とサッカー関係者が続ける。
「ミランは今季後にアジアツアーを計画中。日本では、本田が所属していたJ1名古屋と豊田スタジアムで対戦する方向で話が進んでいる。本田は08年にオランダに移籍してから、ただの一度も所属クラブの一員として日本でプレーしたことがない。それだけにミランの赤黒ユニホーム姿の本田が、凱旋帰国してプレーすれば大きな話題になる。ミランは、アジアツアーで来季用の新デザインのユニホームを着用するといわれている。それを本田が着てプレーすれば、売れ行きもグンとアップするでしょう」
ミランは、本田加入で日本企業と10億円近いスポンサー契約を結んでいる。カネのなる木を早々には手放さない。