阪神・呉昇桓の「来季メジャー」に米スカウト疑心暗鬼の理由
「メジャーへの関心はあっても、阪神に残留する可能性が高いのではないか。来年で34歳という年齢を考えれば、防御率が0点台をマークするなど、よほどの成績を残さないと高い契約は望めない。良くて2年400万ドル(約5億円)程度だろう。一方で阪神は13年オフに2年総額8億5000万円という破格の条件を提示して契約にこぎつけた。呉の代わりになる抑えは間単には見つからないから、来季以降も残留してもらうべく全力で引き留めるだろう。必然的に年俸も上がるからね。それに呉は2年前、阪神かメジャーかてんびんにかけていたが、メジャー挑戦する自信もあまりなく、条件面を優先して阪神を選んだと聞いている」
給料が下がっても夢を追いかける選手も中にはいるが、呉は「名より実」を選ぶタイプだとこのスカウトは分析しているのである。
この日の阪神はヤクルトに逆転負け。呉の出番はなかった。メジャースカウトの視察は今後も続くが、実を結ぶ可能性は低そうだ。