ELポルト戦で躍動も…ドルト香川レギュラー剥奪危機の理由
独ブンデスリーガ1部ドルトムント所属の日本代表MF香川真司が、欧州リーグ(EL)決勝トーナメント1回戦のポルト戦・第1レグ(日本時間19日午前3時開始)にスタメン出場した。
トップ下でプレーした香川は後半41分までプレー。チームの2得点の起点になるなど存在感を見せたが、今の香川は、レギュラー剥奪の危機を迎えている。
今季前半戦、18試合に出場して4得点6アシストの香川。バリバリの主軸選手だった。ところが16年になり、後半戦に突入すると立場は一変した。18節のボルシアMG戦はベンチ入りも出番なし。20節(6日)のベルリン戦では、ついにベンチにも入れなかった。
新監督トゥヘルは、非常に有能な指揮官として欧州でも高く評価されているが、エキセントリックな頑固者という風評があり、自分で一度こうしたい! と決めたら、周囲が何を言おうと脇目もふらずに押し通すタイプ。トゥヘルは前半戦を2位で折り返すと後半戦から、試合ごとに出場者を入れ替えるターンオーバー制を採用した。
「そのあおりを香川が食っている格好です。たとえばベルリン戦。前日練習でレギュラー組でプレーし、現地の大手スポーツ紙も先発と予想していたが、まさかのベンチ外に地元メディアもビックリ仰天でした」(サッカージャーナリスト)