宮間まで衰えはっきり…なでしこ「リオ五輪」へ大ピンチ
「レジェンド澤」が引退したことで、チームリーダーは完全にMF宮間となった。これまでも試合中にチームメートにアレコレと指示を送り、「ピッチ上での監督」然とした振る舞いを見せていた。
しかし、このところ急激に衰え、オーストラリア戦でもミスを連発。宮間の持ち味である、左右両足から繰り出す正確なパスが影をひそめた。
後半14分、ピッチ中央から右サイドにパスを送ったが、受け手のFW川澄奈穂美(30)の先を通り抜け、その4分後には左サイドのスペースにパスを出したが、左SB鮫島彩(28)前方のサイドラインを越えていった。
宮間は、ピッチの外でも監督の役目を担っている。試合前のミーティングで佐々木監督が5分ほど話し、それから宮間が相手の特徴を分析し、チームの戦い方をレクチャーする。これまでの宮間は、圧倒的に高いレベルのプレーを見せることでチームメートの信頼を勝ち得ていた。
「この日の敗戦を機に宮間の求心力は一気に低下していき、チームの足並みはバタバタと乱れるでしょう」(マスコミ関係者)
澤の引退に宮間の急激な衰え。リオ五輪予選敗退の大ピンチである。