多すぎる“肩書”が重荷に…JFA田嶋幸三新会長の前途多難
日本サッカー協会(JFA)の第14代会長に田嶋幸三・JFA副会長が正式就任した(27日)。
あわせて新副会長に岡田武史・元日本代表監督、専務理事に岡島正明・元農水省大臣官房長、事務総長に岩上和道・電通顧問の就任も発表された。
田嶋新会長はJFA初の会長選(1月31日)で選ばれ、対抗馬だった原博実・専務理事(当時)との選挙戦の結果は田嶋氏40票、原氏34票(白票1票)。選挙の後、原氏はJFAを退職した。
「原さんは専務理事にとどまるという観測も流れていたが、田嶋さんは“影響力のある政敵”原さんに対して『専務理事を解く。理事として活動してほしい』と宣告。原さんはJFAを退職し、電撃的にJリーグに転籍してサッカー界を驚かせた」(サッカー記者)
ともあれ、田嶋新会長は「JFA内に腹心と呼べる幹部がいない」(前出の記者)ともっぱら。しかもFIFA(国際サッカー連盟)理事、JOC(日本オリンピック評議会)常務理事、AFC(アジアサッカー連盟)理事など肩書が多い。