“飛ばし屋”ジョンソンがメジャー初Vで昨年の雪辱果たす
【全米オープン 最終日】
初日サスペンデッドから大会日程が大幅に狂った今年の全米オープン。 最終日は第3ラウンドの残りを消化して単独トップに立ったシェーン・ローリー(29=アイルランド)が通算7アンダー。そして昨年大会の最終18番パー5でまさかの3パットで初優勝を逃し、雪辱狙うダスティン・ジョンソン(31=米国)が通算3アンダー2位タイ発進と、その差は4打もあった。
アウト9ホールの2人は対照的だった。
最終組ローリーの1組前でプレーしたジョンソンは圧倒的な飛距離を武器にギャラリーを味方につけて勢いがあった。出だし1番は下り傾斜とはいえ378ヤードも飛ばした。そして飛ばし屋にはワンオン可能な2番パー4(320ヤード)でドライバーショットをグリーンそばまで運ぶと、楽々と1つ目のバーディー。その後は危なげないパーセーブを続け、9番で2メートルのバーディーパットを入れて通算5アンダー。
一方、ローリーは早朝に4ホールプレーした疲れや、メジャータイトルの重圧から2番、5番、9番をボギーにして通算4アンダーまで落とし、前半が終わって首位の座が入れ替わった。