“飛ばし屋”ジョンソンがメジャー初Vで昨年の雪辱果たす
通常大会と違ってメジャーは5日分の体力と精神力が求められるといわれる。最終日はアウトで1日分、インで1日分だ。それだけタイトルを懸けた戦いは消耗戦なのだ。ジョンソンも10番ティーショットを隣の11番ホールのラフに大きく曲げるトラブル。だがツキがありグリーンを狙う方向にテレビ塔があり、その救済を受けてボールはセミラフへ。これをグリーンに乗せて2パットパーでしのいだ。
トラブルは続いた。進行が遅れて待たされた12番ティーグラウンドで競技委員が声をかけてきた。5番グリーンでアドレスに入ってボールが動いたのではないか、というテレビ視聴者からの問い合わせの確認だった。メンタルが揺れ動いたのは間違いない。
14番で1メートルのパーパットを外して再びローリーと首位タイに並ぶ。明らかに手がスムーズに動かなくなっていた。ただ、それはローリーも同じで14番、15番の連続ボギーで後退。
18番ホールを迎えるとギャラリーから「USA、USA」の大合唱。最終ホールで2メートル足らずのバーディーパットで締めくくり、5アンダーだったが5番のペナルティーがついて、結局4アンダーフィニッシュだった。