ルール研究家指摘 全米OP覇者ジョンソンは「無罰が正解」

公開日: 更新日:

 後味の悪い幕切れだった。今年の全米オープンゴルフ(米ペンシルベニア州オークモントCC)は、D・ジョンソンが通算5アンダーで優勝のはずが、ラウンド後に1罰打を科された。

「トラブル」が生じたのは、この日の5番グリーン。ジョンソンがパットをしようとパターをグリーンに置いた直後にボールがわずかに動いた。競技委員を呼んで確認すると、この時は無罰。ところが、12番をプレー中に別の競技委員から「ボールが動いた原因は不明なので終了後に確認する」と言われ、「処分保留」のままプレー続行。ホールアウト後に「パターをグリーンにつけた直後にボールが動いた。それが原因とするのが妥当」と説明され、罰を受けたのだ。仮に2位選手と1打差だったら同スコアで並ぶことになっただけに、「あり得ない判断」という声が選手間から多数出た。

■なぜペナルティーを科したのか

 ゴルフルール研究家のマイク青木氏は「5番で無罰の裁定を下した競技委員はボールが動いた状況は見ていない。映像を見た競技委員が疑問を持ち、ラウンド後に数人の競技委員がジョンソンに詳しく話を聞くという判断は誤っているとは言えない。でも、ジョンソンは無罰が正解です」といってこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭