ルール研究家指摘 全米OP覇者ジョンソンは「無罰が正解」

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「昨年まではどんな理由であれアドレス後に球が動いた場合、プレーヤーは球を動かしたものとみなされ1罰打を科せられていた。それが今年は、アドレスした後に動いた球の規則18-2bは削除された。これにより、プレーヤーが球を動かしたか、球が動く原因となることをした以外は罰は受けず、そのままプレーすることになった。私もボールが動いた場面をテレビで見ましたが、ラフではないのでパターをグリーンにソールしたことでボールは動きません。グリーンが速かったためか、ボール自体の重さで動いたと見るべきです」

 ならば、18-2bをなくしたばかりのUSGAは、なぜジョンソンに罰を科したのか。

「これは臆測ですが、最終日首位でスタートしたS・ローリー(アイルランド)は第2ラウンドの7番でパットする際、パターを球の真後ろに置いた後にボールが動いたと、自己申告して1罰打となった。USGAは英国のR&Aとともに世界のゴルフルールを管轄している。主催の全米オープンでルールに関し、米国選手に甘いと思われたくなかったからではないでしょうか」(青木氏)

 ジョンソンと2位のスコアは4打も離れていた。1罰打の裁定を下しても順位に影響しなかった。2位タイにはローリーら3人の選手がいた。1打差だったらどうなっていたか……。

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