米では規制緩和のギャラリー写真撮影 日本ではなぜNG?
米ツアーは今年3月から、ギャラリーの携帯電話での写真撮影ルールを大幅に緩和した。
練習ラウンドやプロアマ戦など、本戦前は会場ですべて撮影が可能。本戦が始まってからはプレー中は禁止だが、サインをしている選手と一緒に撮影したり、コースをバックに写真を撮ることができるようになった。米国の携帯電話はシャッター音を消せるということも、ルール緩和の背景にあるようだ。
だから、スマートフォンを見ながら選手のスコアをチェックしたり、お目当ての選手が何番ホールでプレーしているかが分かるようになった。スーパーショット映像を見たり、あるいは仲間と連絡を取り合ったりと、会場での観戦の楽しみが広がった。
ただし、動画撮影や音声の録音は禁止されており、「お静かに」の札が上がっている時は、携帯電話に触れてはいけないルールだ。また、携帯電話そのものの持ち込みが禁止されているマスターズなど、4大メジャーに関してはPGAツアーの主催競技ではないため、別のルールとなる。
一方で、日本ツアーでは携帯電話をいじっているだけで、スタッフが飛んできて「携帯やめてください!」と注意される。通話はもちろん、写真撮影などもってのほかだ。