中3三田真弘が関西OP2位発進 「アマ出場枠見直しを」の声
【関西オープン】
中学3年生の三田真弘(14)が7バーディー、3ボギーの67で回り、トップと1打差の2位タイにつけた。ツアー競技は3度目で、中1、2と2年連続で出場したカシオワールドではともに予選落ちしている。
「この試合のアマチュア予選を通過できて、今度こそ予選を通過したいという気持ちが強かった。(過去2度の大会は)プロの技術をただ見ていただけでした。3回目なので慣れてきました」
石川遼や松山英樹のようにアマチュア優勝を果たしても、三田の場合は義務教育を受けておりプロ転向しての大会出場を日本ゴルフツアー機構(JGTO)が認めていない。またシード権を持たないプロが今大会10位以内に入れば、翌週大会の出場権を得られるが、その権利もアマの三田にはない。ツアー出場するには主催者推薦を受けるしかないのだ。
評論家の宮崎紘一氏がこういう。
「石川遼がアマ優勝した、その年の日本シリーズは、本来プロしか出場できないのにJGTOは規則を変更して出場を認めた。そもそも男子プロを見回してもギャラリーを魅了する選手が少ない。それなら、もっとアマチュアにツアーでプレーするチャンスを増やしたほうがいい。主催者推薦枠15%を全部アマに回してもいいし、会長推薦1人枠をアマにしてもいい。プロと一緒に経験を積ませることで、ツアーの底上げに役立つはずです」
三田は昨年カシオに出場した時よりも身長が4センチ伸びて176センチ、体重は5キロ増えて75キロと育ち盛りだ。男子ツアーは将来を見据えて、もっとアマ出場枠を柔軟に対応したらどうだ。