男子ゴルフ「チャリティーサイン会」で“写真NG”への疑問
男子大会の会場では毎週、チャリティーサイン会が開催されている。熊本地震の復興支援のため、選手会の発案で国内開幕戦の東建ホームメイトカップから今週の中日クラウンズまで3試合で行われることになった。
義援金を出せば、好きな選手のサインがもらえるというもので、先週のパナソニックオープンの会場でも、スタッフがギャラリーに寄付を呼び掛けた。
最終日、最初にサイン会に登場したのは、第1組でホールアウトした選手会長の宮里優作(35)。サインをもらった初老の男性が「一緒に写真を撮らせてもらってもいいですか」と声を掛けると、宮里は「写真撮影はお断りしてるんです」とすげなかった。その場に大勢が並んでいるわけでもなく、寄付した人にしたら写真の一枚ぐらいいいじゃないかという雰囲気だった。
なぜなのか。宮里を直撃した。
「大会がやるチャリティーフォトっていうのが別にあるのです。ですから、まずはサイン会ということです。皆さんにはご理解いただいてます。サインだけでもチャリティーですので、チャリティーする心が大事だと思いますので」(宮里)