実は空前のブーム 韓国女子ゴルフ界の恐るべき“世界戦略”

公開日: 更新日:

 藤本が日本から連れていったキャディーは「韓国の試合会場は難しいコースでピン位置も厳しかったですね。これを日本でやったら、選手から文句が出てきますよ。韓国でプレーして、韓国人選手がなぜ強いのかが分かった気がします」とお手上げ状態だった。

 この大会には藤本、大江だけでなく、米ツアーから世界ランク4位のL・トンプソン(21)、同22位の野村敏京(23)、同25位のJ・コルダ(23)も招待出場している。全員“アゴ足付き”だった。

 韓国のゴルフ事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏がこう言う。

「米ツアーでの韓国人選手の活躍は広く知られていても、韓国ツアーの実態は世界であまり知られていません。韓国国内にもまだまだ力のある選手がいて、韓国ツアーのレベルの高さをアピールしたいのです。世界のトッププロが韓国内の大会に出場すれば、大会の格が上がり、韓国の女子プロたちのモチベーションも高まり、そこで勝てば自信にもつながります。韓国人選手は相手がどんなに強くても、決してひるむことはありません。むしろ闘争心に火がつく。なぜなら『韓国で1位になれば、世界で1位になれる』と皆、口にしているからです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情