「2位ばかりで…」池田勇太が今季2勝目に“三度目の正直”
【ツアーワールド杯 2日目】
先週のトップ杯東海クラシックで最終日最終18番のボギーで目前の優勝を逃した池田勇太(30)が、今週も大会2日目が終わってトップと2打差2位の好位置につけた。
「ショットはそんなに悪くなく、ちょっとずつ良くなってきています。もともと(ショットは)悪くはないですけど、あとは(パットが)入るか入らないかの部分です」(池田)
評論家の宮崎紘一氏が、「さすがに、もう勝てるでしょう」と言う。先月のANAオープンでも最終日18番ホールのボギーで優勝を逃したが、これまで上位争いを何度も経験している。
「好調をずっとキープしているわけで、何度も苦い思いをしている。ツアー14勝のベテランなんだし、同じ過ちはしないでしょう。ゴルフの勝負は4日間72ホールの戦いであり、本当の力が試されるのがサンデーバック9であり、上がり3ホール。そこでは1回のミスも許されない。リカバリーがきかないからです。そんな追い詰められた状況に耐えられるだけのショット力、精神力、体力が求められる。池田は負け続けて精神的にも鍛えられたでしょう。これで、また勝てなかったら一生勝てないぐらいのダメージを引きずってしまうかもしれません」
池田は、「2位ばっかりですから疲れています」と語ったが、「きっと最後に崩れるんだろう」というレッテルから脱出する正念場だろう。