プレーオフ制し通算20勝 イ・ボミは来年永久シード獲得も
【伊藤園レディス】
それは3年もかからないだろう。
10アンダーのイ・ボミを1打差で追う同組の笠りつ子が、最終18番でバーディーを奪い2人はプレーオフへ突入。ボミが2ホール目にバーディーパットを沈めてこの大会連覇で3度目の優勝。2年連続の賞金女王に「当確ランプ」をともした。
ボミは今季5勝目を挙げ、プロ通算20勝目という節目の勝利となった。
「幸せです。優勝したい気持ちが強かったけれどなかなか勝てなくて。(通算20勝は)信じられないです。6年目、長い時間かかったと思いますし、20勝は日本に来てできると思わなかった。(永久シードの)30勝は何年かかるんですかね」
2011年から日本ツアーに参戦。1年目こそ未勝利に終わったが、12年から3勝、2勝、3勝とコンスタントに勝ち星を挙げ、昨年は7勝で獲得賞金は約2億3000万円超。男女を通じて国内史上最高額を手にした。
ボミは30勝の永久シードについて「このペースならあと2年?」という記者の問いに「そんな簡単じゃないです」と言って笑ったが、今季はあと2試合残っているし、03年には不動裕理が24試合の出場で10勝(年間最多優勝記録)している。来季30試合ぐらいに出れば10勝の上積みは不可能ではない。