クラブW杯で試験導入 ビデオ判定は日本代表に追い風か?

公開日: 更新日:

 8日のクラブW杯開幕戦で開催国代表の鹿島が、オセアニア代表のオークランドシティー(ニュージーランド)に2―1で逆転勝ちした。

 この試合から、国際サッカー連盟(FIFA)の主催大会では、初の試みとなる「ビデオ判定」が導入された。

 目的は誤審防止。ゴール、ファウル、退場やPKの宣告など、試合展開や結果を左右する重要な判定について、あらゆる録画映像を使って映像室で確認できる。クラブW杯後も、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリアなど12カ国の大会で引き続き試験導入される予定だ。

 ビデオ判定導入で誤審が減る一方、懸念材料もある。サッカーの魅力のひとつであるスピード感が失われることだ。

 ビデオ判定のたびにプレーが止まれば、当然アディショナルタイムも膨らむ。しかし、FIFAのインファンティーノ会長が先月、フランスの日刊紙のインタビューで「当初は乗り気ではなかったが、試合がブツ切れになるのではという心配はテストをして杞憂にすぎないという結論に達した」とコメント。さらに「この2年間でテストの回数を増やし、2018年3月には決断する」と話している。18年6月に開幕するロシアW杯での映像判定の正式導入も現実味を帯びてきたのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか