酔ったジャンボ尾崎の一言で…JGTO会長“交代劇”の裏側
今年3月に男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の“顔”が代わった。海老沢勝二会長(82)が退任して、日本人初の米ツアー優勝やツアー51勝の青木功(74)が新会長に就き新体制がスタートした。
海老沢氏は2012年にJGTO会長に就いたが、4年間に試合数を増やすことができず、男子ツアーの人気を取り戻すこともできなかった。そして選手会から「何もしなかった会長」というレッテルを貼られて辞任に追いやられてしまったのだ。
その交代劇の裏に尾崎将司(69)が絡んでいた。
「実は昨年暮れに海老沢会長と青木、尾崎ら有力選手の食事会があったのです。そこで酔った勢いで尾崎が海老沢さんに向かって“もういいんじゃないか”と引退を迫ったのです。その情報が選手会に伝わり、一致団結して“海老沢ノー”を突きつける下地が整ったのです」(関係者)
日本プロゴルフ協会からツアー部門だけ分裂、独立してJGTOを立ち上げた際にも、裏で尾崎の了承があったといわれる。
つまり尾崎は、男子ツアーのキーパーソンとして絶大な権力を持っているのがわかる。しかし、肝心のゴルフは全くダメで今季は12試合に出場して獲得賞金ゼロ。3年前のつるやオープン以降、一銭も稼いでない。古希を前に、腕はダメでも口は達者なようだ。