青木JGTOに早くも暗雲…松井功副会長めぐる裁判ドロ沼化
今年発足した日本ゴルフツアー機構(JGTO)の新体制に、暗雲が垂れ込めてきた。
青木功新会長のサポート役である松井功副会長が、財界展望新社とゴルフライター宮崎紘一氏を名誉毀損等で提訴。その第1回公判が7日、東京地裁で開かれた。
松井副会長が個人で提訴したものだが、冒頭から異様な展開になった。訴えた松井副会長側が、いきなり提訴取り下げをほのめかしたが、被告側が「反訴を提起し、白黒ハッキリさせる」と、公判を維持していく構えを見せたからだ。
「すでにネット上でも書かれており、被告側の名誉もかかっている。取り下げれば済むというものではない」という主張だ。
どちらが被告だか分からない展開となり、和解では済まない状況になってしまった。
訴訟は月刊誌ZAITEN10月号に掲載された「日本ゴルフツアー機構松井功副会長の『暴走』で事務局は崩壊寸前」という記事に対して提起された。宮崎氏が、松井副会長によって4人の職員が相次いで退職している事実を暴露。怪文書と、その背後にあるコンピューターシステム変更を巡る疑惑に鋭く迫っている。