古巣鹿島に“穴”なし 帰る場所もなくなった柴崎岳の今後
1月末、スペイン2部テネリフェに移籍した日本代表MF柴崎岳(24)は新天地で2日間、練習に参加しただけで腹痛と嘔吐でダウン。「不安障害の可能性大。心理療法士による治療が必要」とクラブが発表。それから「6キロの激ヤセ」「ホテルの部屋に引きこもっている」と、日本ではネガティブな論調で報じられている。
それでも、現地19日の地元でのアルメリア戦をスタンド観戦。ピッチに向かって笑顔で拍手を送るシーンもあった。
「J鹿島時代の柴崎は報道陣の問い掛けをシカトすることが多く、意趣返しもあって日本では“病んでいる柴崎”のトーンで報じられた。初の海外移籍で不眠、食欲不振に陥って練習を回避しているが、激ヤセは間違いだし、ランニングや筋トレは継続していたみたい。もちろん、クラブ幹部のイメージはよくないですが……」(サッカーライター)
テネリフェは現在勝ち点41の4位。来季の自動昇格圏内・2位ジローナとは8差。即戦力ボランチとして加入しながら貢献度ゼロでは、テネリフェ首脳陣も頭が痛い。たとえ戦列に復帰できたとしても「使えない」と判断された時点で戦力外宣告は間違いないだろう。