欧州CL ドルトムント敗戦が香川のレギュラー復帰後押しか
ドルトムントの欧州チャンピオンズリーグ(CL)ベスト8進出に暗雲が垂れ込めた。ベンフィカ(ポルトガル)の地元で行われた第1レグ(日本時間15日午前5時キックオフ)を0―1で落としてしまったのである。
もっとも、この日の敗戦はベンチウオーマーだった日本代表MF香川真司(27)にとっては、快事と言ってもいいかも知れない。某サッカーライターがこう言うのだ。
「ドルトムントは国内リーグで4位に付けているが、首位バイエルンとの勝ち点差は15。優勝争いからは完全に置いていかれている。指揮官トゥヘルの不可解な選手起用が目立ち、試合内容自体も悪い。11日にはリーグ最下位のダルムシュタットに敗れ、ベンフィカ戦もリードされた後、有効な打開策を講じないで敗れ去った。ドイツではCLベスト8を逃すとトゥヘルのクビが飛ぶ可能性が高いといわれ、監督交代で香川の出場機会が増えることが予想される」
ベンフィカ戦は、ドルトムントのエースFWオバメヤンが絶不調。後半11分のPKを含めて3回の決定機を外し、アタッカーのFWルイス、MFデンベレの調子もいまひとつ。なのに香川は出番なし。テレビ解説者の鈴木良平氏(ドイツS級ライセンスコーチ)も「攻撃のアイデアを持っている香川をなぜベンチに置いておくのか?」とトゥヘル監督の不可解な選手起用に疑問を呈する。
ドルトムント再生には監督解任・香川レギュラー復帰、これしかないのではないか――。