米ツアーで不調続く畑岡奈紗に「参戦早すぎたかも」の声
【ホンダLPGAタイランド 最終日】
昨年の日本女子オープンに勝ってプロ転向し、今年から米女子ツアーに挑戦している畑岡奈紗(18)の調子が上がらない。初戦は予選落ち(1アンダー)、2戦目30位(イーブンパー)、3戦目の今大会は宮里藍(31)と同じ通算3オーバー56位に終わった。
インから1オーバー発進の最終日は、前半34、後半40と波が大きかった。
「前半は良かったのに、後半はボロボロでした。ピン位置も難しかった」(畑岡)
全豪シニアオープンチャンピオンの田原紘プロが、ルーキーイヤーの宮里藍と比べて「パッティングの自信の持ち方が全然違う。畑岡の米ツアー挑戦は早すぎたかもしれない」と指摘する。
「宮里は日本ツアーで12勝を挙げて20歳の時に海を渡った。パターとアプローチに関してはすでに絶対の自信を持っていた。だからショットが少し曲がっても、72ホールのゲームプランを組み立てることができた。しかし、畑岡は宮里よりも飛ぶけれど、スイングにこだわるタイプ。ボールが曲がりだすとパッティングへの神経が鈍ってしまう。72ホールを組み立てるショット力がまだ足りない。マネジメント力でいえば、20歳だった宮里のほうがはるかに高い。畑岡はツボにはまれば爆発力はあるけれど、何が足りないのか、本人もまだ気づいていないかもしれない」