ジャンボ尾崎をありがたがる 男子ツアーのスター不在問題
【東建ホームメイトカップ】
誰もが「やっぱりな」と感じたはずだ。70歳になった尾崎将司の予選落ちだ。
大会初日は5オーバー117位。2日目は82とさらにスコアを崩して通算16オーバー131位(ブービーメーカー)。2日間で奪ったバーディーは3個だけと、かつての栄華を知っているオールドファンをがっかりさせた。
もっとも2005年に賞金シードを失ってからは獲得賞金は年々減って、12年はついにゼロ。13年は30万8400円(ランク232位)だったが、14年から3年間はずっと賞金ゼロが続いている。つまり、レギュラーツアーでまともにプレーできるレベルにないのがハッキリしている。
■まるで注目選手扱い
ちなみに弟・直道も出場して通算14オーバー130位(ブービー)と兄弟そろって沈んだ。永久シード権にしがみついて老醜をさらけ出しているだけだ。それなのに、だ。スポーツ各紙は大会前日から尾崎を取り上げ、「覚悟のラストステージ」「ラストステージ完走宣言」「70歳ジャンボ覚悟」と注目選手のように書いた。