55位発進の石川遼 父・勝美氏に聞いた「今後」どうする?
プロゴルファーを評価する目安のひとつに世界ランクがある。石川は現在123位だ。高ポイント獲得試合ベスト20は日本ツアー17試合、米ツアー3試合。日本で活躍して史上最年少で賞金王に輝いた2009年の11月29日には、自身最高の29位につけたことがある。日本で世界ランクを上げてメジャーに挑戦するという手段もあるはずだ。
ゴルフライターの久保田千春氏が、「一発はまればシードのチャンスはまだ十分にある。しかしシードが取れなくなった時に、下部ツアーとの入れ替え戦に行くのか行かないのかが、今後の目安になる」とこう続ける。
「遼自身も、お父さんが日本でやって欲しいという思いを十分に知っている。シードが取れなかったら日本ツアー専念にスパッと切り替えることもある。日本で世界ランクを上げてスポット参戦の計画も出てくる。すでに米ツアーで何年も戦って、コースも芝も雰囲気もわかっている。そういった意味では日本ツアー復帰という選択肢も出てくるでしょう」
日本ツアーはスター選手不在で盛り上がりに欠ける。遼カムバックを期待する声が大きくなっているのは事実だ。