メジャーV目指すなら 松山に「スイングコーチ」の必要性

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 ゴルフの4大メジャー大会(マスターズ、全米OP、全英OP、全米プロ)のひとつ、全米オープンで自己ベストの2位になった松山英樹(25)。

 外国人選手にひけを取らない体格(180センチ・90キロ)と飛距離で、多くのツアープロたちからも一目置かれているが、全英オープンで日本人初のメジャータイトルの期待がかかる松山には、ある不安材料がある。米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏(ゴルフライター)がこう指摘する。

「世界のトップ選手にはみんなスイングコーチがいますが、松山にはいません。D・ジョンソンには有名なB・ハーモンがついているし、J・デイはC・スワットン、J・スピースはC・マコーミックが見ている。マスターズ2度優勝のB・ワトソンは例外です。どんなトッププロでも疲労などで、気がつかないうちにスイングが崩れるもの。いつも見ている専属コーチならスイングを修正してくれる。また、選手とじかに話すことでメンタルトレーナーの役割を果たすケースもあるのです。松山は全米の時、宮里優作の父にパッティングのアドバイスを受けていました。世界の頂点を目指すなら、スイングやパットを的確にチェックできる専属コーチとの契約を考えるべきです」

 松山は今年の全米2位がメジャーのベストフィニッシュにならぬよう、コーチの有無については再考した方がよさそうだ。

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