ミケルソンはやはり欠場 生涯GSの名誉より家族愛を優先

公開日: 更新日:

 やはり、その姿は会場になかった。

 史上6人目の「生涯グランドスラム」を目指すミケルソン(写真=AP)にとって、全米オープンのタイトルは「喉から手」。しかし、この日はカリフォルニア州サンディエゴの高校に通う娘アマンダさんの卒業式。しかも、アマンダさんは学校の生徒会長で、卒業スピーチを行うことになっている。

 メジャー5勝を含む米ツアー通算42勝(歴代9位)のミケルソンは今大会で2位が6度(99、02、04、06、09、13年)もあり、99年大会(2位)ではエイミー夫人が出産を控えていたため、仮にプレーオフにもつれ込んでも夫人の出産に立ち会うため、翌日の「決戦」は棄権すると語っていた。

 そんな愛妻家は今回も悲願のタイトルより家族愛を優先した。米ツアーを牽引してきたミケルソンとT・ウッズが揃ってメジャーを欠場するのは94年のマスターズ以来だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…