逆転劇にがっかり 浦和“J2降格”を他クラブが待ち望むワケ

公開日: 更新日:

 9日のJリーグで浦和が最下位に低迷する新潟を破り、かろうじてクビは回避できた。5日の川崎戦で大敗した後、成績不振を理由に「新潟戦から、連勝できなかったら(最初に)私がチームから出て行く」と明言していたペトロビッチ監督が、何とか辞表を出さなくて済んだからである。

 試合は前半35分に5連敗中の新潟が先制。しかし、浦和がここから粘りを見せて1―1の同点から後半34分、FWラファエル・シルバが右足で劇的逆転弾。勝ち点3をゲットした。

「この試合結果にガッカリしていたのが、J2に所属する各クラブの営業担当です」と某サッカーライターがこう続ける。

「浦和はJでダントツの観客動員力を誇り、アウェーに大挙して押し寄せるサポーターも多い。J2は、たとえば都市圏の調布市が本拠地の東京Vでも、4000人前後の観客数に悩まされ、それこそ6、7000人で徒党を組んでやってくる浦和の“熱い”サポーターが、ノドから手が出るほど欲しい。負けが込んでペトロビッチ監督が解任され、後任監督が就いてもチーム状況が、なかなか上向かずにJ2降格――となることをJ2のクラブ関係者は願ってる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動