2年ぶりVの成田美寿々 “パッティング女王”願望の落とし穴
【大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日】
首位発進の成田美寿々(24)が逃げ切り、2年ぶりツアー通算8勝目を果たした。
大会4日間で22バーディーを奪い、ボギーは1つ。最終日4番パー4の3パットボギーだけだった。今季から従来のコーチに加え、パット担当コーチとも新たに契約して2人体制になり、ショット、パットともに自信を深めていた。
「やっと勝てた。2年間勝てなかったことがないので、苦しんで勝てて強くなれたと思う。パッティングの女王になりたいと今年は意識している。平均バーディー数4.0、平均パット1.7を達成すれば賞金女王も近づく。がんがんバーディーを取っていきたい」(成田)
田原紘プロがこう言う。
「以前のスイングはインパクトが強かったけれど、振りがコンパクトになり戦えるスイングになった。キム・ハヌルやイ・ボミのように軸回転でスイングして、下半身リードでくるっと目標に向いている。ただ、今週勝ったからといって、パターは簡単に答えは出てこない。真価が問われるのはこれから」