WGCよりグリーンは高速…松山の全米プロVはパターがカギ
ゴルフライターの吉川英三郎氏が言う。
「今大会のために各ホールの樹木を多数伐採し、グリーンはチャンピオン・ウルトラドワーフ・バミューダ芝に張り替えました。フェアウエーやラフもバミューダ芝が主流で、昨年の全米プロで優勝したJ・ウォーカーは、改修された今回のコースについて『これまでのコースとは完全に違うプレーをすることになるかもしれない。バミューダのラフはボールが高く飛びやすく、グリーン回りのラフなどはチップショットがかなり難しくなる』と言った。グリーンに使用されているウルトラドワーフというバミューダ芝は葉幅が細く、密度が高い。短く刈っても抵抗性が高いので、ベント以上に速いグリーンに仕上げることができるという。改修された1、2、5、11番ホールや『グリーンマイル』と呼ばれる難易度の高い16番から18番のプレーも注目ですが、好調だったパッティングが、前週とは芝質の異なる高速バミューダグリーンでどうなるか。今回はそれが最大のカギになる」
■ピン型かマレット型か
そこでグリーン攻略に欠かせないパターをどうするか、だ。松山のエースパターはピン型だが、BS招待はマレット型を使って圧勝した。プロの世界では結果が出ているパターは使い続けるというのが「定説」だが、練習日にはピン型も使っている。悩ましいところだ。