スター軍団束ねワールド先勝 ドジャース日系監督の手腕
ワールドシリーズが24日(日本時間25日)、ロサンゼルスで開幕。サイ・ヤング賞左腕同士の投げ合いは、ドジャース・カーショウが7回3安打1失点と好投。打線は相手先発カイクルから2本塁打を放って攻略した。
ドジャースを29年ぶりのリーグ優勝に導いたのは、日本人の母を持ち、沖縄生まれのデーブ・ロバーツ監督(45)だ。昨季は就任1年目で地区優勝を果たし、最優秀監督賞を受賞。今季は開幕から地区首位を独走し、リーグトップの104勝をマークした。
40代のロバーツ監督は選手と年齢的に近いことから、日頃は指揮官というよりも兄貴分的な存在だ。普段は、監督室にこもらずに、自らクラブハウスに足を運んで選手との対話を心がけている。ベテラン、若手を問わず、積極的にコミュニケーションを図り、選手のコンディション把握に努めているという。
選手とフレンドリーに接しても、チームの輪を乱す行為には主力であっても容赦しない。今季終盤、練習時間に遅刻したキューバ出身の長距離砲プイグを厳しく叱責し、当日と翌日のスタメンから外している。