ダル&マエケン貢献できるか ド軍29年ぶり世界一への懸念
ア・リーグのワイルドカードゲームは、田中将大(28)のヤンキースがツインズを下してインディアンスとの地区シリーズへ。ナ・リーグは4日(日本時間5日)、ダイヤモンドバックスとロッキーズが戦い、勝者がドジャースとの地区シリーズに駒を進める。
ドジャースは今季、西地区を独走して30球団ナンバーワンのシーズン104勝をマークした。ワールドシリーズに勝てば実に29年ぶり。ドジャースは、果たして世界一になれるか。ダルビッシュ有(31)と前田健太(29)はチームの勝利に貢献できるか。
ポストシーズンでダルは3戦目の先発、マエケンは中継ぎが予定されているが、ともにプレーオフの成績はヒドい。
ダルはレンジャーズ時代、12年と16年のポストシーズンで2試合、計11回3分の2に投げて10安打8失点、防御率5・40。マエケンは昨年、3試合、計10回3分の2に登板して12安打8失点、防御率6・75。そろって大一番に弱いうえ、ドジャース自体も世界一となると疑問符がつく。
「8月下旬から9月にかけての失速が気になります。9月は11勝18敗と大きく負け越し。ベリンジャー、シーガー、テイラーらの主力打者たちが調子を落とし、得点力は大幅にダウンしました。バイエズ、フィールズといった中継ぎ陣も、終盤にきて打ち込まれるようになった。01年に年間116勝のメジャータイ記録を樹立したマリナーズも、リーグ優勝決定戦でヤンキースに敗れた。シーズン中に勝ちまくって、その勢いをポストシーズンまで持続するのは至難の業なのです」