広がる松山との差…18番で魅せたケプカの“異次元ゴルフ”
「米ツアーは4大メジャーを軸に年間47試合が行われ、一年を通して張りつめたスケジュールが続き、プレーオフ4試合は最終戦出場をかけて勝ち抜く厳しいレースです。しのぎを削り、技術、体力、精神力が鍛えられる。ケプカの18番も、すでに2位と差がついているから、2オンを狙う必要もないと考える人もいるでしょう。しかし米ツアーは逃げていたら勝てない、最後まで手を抜かないゴルフが身に付いているからです。
一方、日本ツアーは年26試合で、しかも日程は歯抜け状態。世界に飛び出さなくても、日本でそこそこ稼ぐだけで楽な生活ができる。日本ツアーの賞金レース上位のプロが優勝に絡むことができないのですから、世界との差がよく分かります」
今季日本ツアー初出場の松山英樹(25)は3番でホールインワンだったが、出入りの激しい内容で通算10アンダー5位に終わった。試合後も宮崎に残り、きょう20日はテレビマッチに出演する。日米首脳ゴルフに駆り出され、予選では尾崎将司と同組になり、試合後にテレビ番組のお遊びゴルフではケプカとの差がどんどん広がりそうだ。