小平智が今季2勝目 大きかった“姉さん女房”古閑美保の功
【三井住友VISA太平洋マスターズ】
3打差3位タイ発進の小平智(28)が3連続を含む8バーディー、1ボギーの65で回り、逆転で今季2勝目を挙げた。
優勝賞金4000万円を上積みして1億5455万円になり、2位宮里優作(37)とは1962万円差の賞金ランク首位に躍り出た。
だが会見では、「賞金王よりも世界ランク(WR)50位内に入って来年のマスターズ出場と、世界で頂点を目指していきたい」(小平)と目標を語った。
昔は日本の賞金王がマスターズ委員会から招待されるという暗黙の了解があった。ところが、松山英樹(25)がWR資格で毎年出場するようになってから賞金王は招待されなくなった。だから小平のWR50位内を目指すのは大正解なのだ。ちなみに今大会優勝で小平はWR62位から54位前後に上昇する見込みで、50位内入りにはさらにポイントを稼ぐ必要がある。
それにしても今年の小平は強くなった。
評論家の菅野徳雄氏が「海外転戦で成長した」とこう指摘する。