春日野親方が明かす 初V栃ノ心の入門秘話と四股名の由来

公開日: 更新日:

■女将のひと言がヒントに

 四股名の「栃ノ心」の由来は「相撲を取るからには日本人らしい心を持ってほしい」という意味だ。春日野親方は四股名について、こんな裏話をする。

「最初に『トチノシン』という響きが頭に浮かんで、よし、語呂もいいぞ、と。ではシンの字はどうしようと考えていたら、うちの女将が『心という字がいいんじゃない?』と言ってくれたんです。そこで改めて日本人の心という意味を込めて、栃ノ心と名付けました」

 13年7月場所で180キロの徳勝龍を吊った際、右膝前十字靱帯断裂などの大ケガ。この場所を含めて4場所連続休場し、一時期は幕下55枚目まで転落した。

「相当落ち込んでいましたね。でも、周囲に励まされて現役を続けた。手術して多少良くなってくると、本人が『稽古をしたい』と言い出したんですが、師匠は『まだ早い! 四股やすり足など、土俵外の稽古をやれ』とストップをかけた。それが師匠から稽古のゴーサインが出るや、幕下で2場所連続優勝、十両でも2場所連続優勝ですからね」(岩友親方)

 インタビューでは「稽古を頑張って、親方の言うことを聞いて、来場所もいい相撲を取りたい」と話した栃ノ心。来場所も主役になれるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭