日本が価値あるドロー ポーランドに引き分け以上で決勝Tへ

公開日: 更新日:

 グループ最強と目されたセネガルを相手に、日本代表が死闘を演じた。

 日本時間25日午前0時にキックオフした試合。先制したのはセネガルだった。前半11分、右サイドからのクロスを拾ったDFサバリがシュート。こぼれ球がFWマネ(26=リバプール)の足に当たり、ゴールに吸い込まれた。相手クロスに頭で対応した原口のクリアが短く、さらに低弾道のシュートに対してGK川島が横ではなく前にパンチング。開始早々に致命的な2つのミスが重なっての失点に、重苦しいムードが漂った。

 が、前半34分に日本が空気を一変させる。自陣センターサークル付近からMF柴崎が、左サイドを駆け上がるDF長友にロングパス。後方にいたMF乾(30=ベティス)がボールを受けると、細かいステップでマークを外し、右足を振り抜く。外から巻くようにカーブをかけたシュートがゴール右隅に決まって同点。「思い切って打った。使ってくれた監督の期待に応えたかった」と喜びを爆発させた。

 1―1で迎えた後半、日本ベンチの選手起用が奏功する。後半26分、DFワゲ(19=オイペン)の強烈なボレーで勝ち越された直後、日本ベンチはMF香川に代えてMF本田(32=パチューカ)を投入。さらにMF原口に代えFW岡崎を起用、2トップにシステム変更し、攻撃姿勢を強めた。指揮官が「人もポジションも変えないと、(相手が)崩れないと思った」と自賛したその交代策が実を結んだのは、岡崎の投入から3分後、本田の投入から6分後となる後半33分だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇