千賀ノ浦親方も標的に…かつての同志を平気で売る性根

公開日: 更新日:

 人の忠告に耳を貸さない。それどころか、忠告が自身の意に反していると、「こいつは敵だ」となる。それがたとえ、かつての同志や恩人であってもだ。

 貴乃花(46)が9月25日の会見で口にした「協会からの圧力」という言葉。その当日、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は一門所属の義務化について、以下のように話していた。

「(貴乃花から)何のアクションもないので、阿武松親方(元関脇益荒雄)が説得をしていた。8月上旬にも、かつて貴乃花グループに所属していた親方が何度か、同様の話を本人に伝えている」

 この「かつて貴乃花グループに所属していた親方」とは、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)のことだ。

 阿武松、千賀ノ浦の両親方は、何度も貴乃花を説得していた。互いに弟子を持つ親方として一緒にやっていきましょうと、かつての同志たちがあくまで好意から、一門入りを勧めた。それをあろうことか、貴乃花は「協会からの圧力」にすり替えてしまった。

 会見で「ある役員から圧力をかけられた」と話した「ある役員」とは、理事である阿武松親方のこと。同様に説得を重ねていた千賀ノ浦親方まで、まとめて悪役にしたことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇