千賀ノ浦親方も標的に…かつての同志を平気で売る性根
人の忠告に耳を貸さない。それどころか、忠告が自身の意に反していると、「こいつは敵だ」となる。それがたとえ、かつての同志や恩人であってもだ。
貴乃花(46)が9月25日の会見で口にした「協会からの圧力」という言葉。その当日、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は一門所属の義務化について、以下のように話していた。
「(貴乃花から)何のアクションもないので、阿武松親方(元関脇益荒雄)が説得をしていた。8月上旬にも、かつて貴乃花グループに所属していた親方が何度か、同様の話を本人に伝えている」
この「かつて貴乃花グループに所属していた親方」とは、千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)のことだ。
阿武松、千賀ノ浦の両親方は、何度も貴乃花を説得していた。互いに弟子を持つ親方として一緒にやっていきましょうと、かつての同志たちがあくまで好意から、一門入りを勧めた。それをあろうことか、貴乃花は「協会からの圧力」にすり替えてしまった。
会見で「ある役員から圧力をかけられた」と話した「ある役員」とは、理事である阿武松親方のこと。同様に説得を重ねていた千賀ノ浦親方まで、まとめて悪役にしたことになる。