男子ツアー好勝負も…生中継でファンに結末見せない裏切り
【マイナビABC選手権】
男子ツアーでは久々に熱気あふれる面白いゲーム展開だった。
最終日最終組でプレーしたプロ11年目で未勝利の木下裕太(32)が通算15アンダー、先週のブリヂストンオープン最終日の残り2ホールで逆転負けを喫した川村昌弘(25)が同14アンダーと1打差で迎えた最終18番パー5。
木下がティーショットを左に曲げて3打目をピン2メートル、川村は2オンに成功して3メートルのイーグルチャンスにつけた。
さあ、これからどうなる? と誰もがワクワクしたその時に民放地上波のライブ中継が終わってしまったのだ。
「結果については、この後の番組でお伝えします。引き続いて、CS放送で中継します」というアナウンスがあって、それから約1時間後の5時すぎにようやく木下がプレーオフ1ホール目に4メートルのイーグルパットを決めて初優勝した映像を流した。
ただ本戦18番ホールで川村が3メートルのイーグルパットをカップ右に外し、木下も2メートルのバーディーパットを決められずにプレーオフに突入した、ハラハラした瞬間を視聴者はライブで楽しめなかったのだ。