U-20W杯で日本の命運を握る ボランチ斉藤未月の“奪取力”
ポーランドで開催されるU―20(20歳以下)W杯の開幕日(23日)が近づいた。グループリーグB組の日本代表は、初戦で南米代表のエクアドルと対戦(日本時間24日午前3時30分キックオフ)する。南米予選9試合中5試合を零封した自慢の堅守でブラジル、アルゼンチンの強豪を抑え、南米王者として乗り込んでくるエクアドルを相手に日本代表はゴールを奪えるのか?
■背番号10で主将
「キーパーソンとして攻守のつなぎ役をキッチリと務めるボランチの湘南MF斉藤未月のプレーに注目している」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「身長165センチ、体重61キロと恵まれたフィジカルではないが、DFラインの前に位置して相手ボールをアグレッシブに奪取し、そして前線、両サイドにボールを供給して攻撃の起点となる。まさにチームの主軸となる選手です。背番号も、首脳陣の期待度が十分に推し量れる10番だし、主将に任命されてチームを引っ張っていく役割もある。斉藤が試合中に<良い意味>で目立つことができれば、日本の上位進出も見えてくるでしょう」