ドライバー絶不調…“飛ばし屋”渡邉彩香に何があったのか?
【資生堂アネッサレディスオープン】
大会主催者とスポンサー契約を結び、ホステスプロの渡邉彩香(25)が深刻なドライバー不振に陥っている。
初日は1バーディー、6ボギーの77で回り、5オーバー104位タイ。大会直前に、「(ドライバーが)なかなかうまくいかない」と心情を吐露していたが、解決の糸口すら見つかっていない。
女子プロ協会がドライバー飛距離スタッツを記録し始めた2017年は251.10ヤード(ランク6位)。18年も252.11ヤード(4位)と上位につけていたが、今季は237.30ヤード(44位)。
飛距離が落ちているだけではなく、フェアウエーキープ率も42.66%(101位)と不安定なのだ。
「ジュニア時代から指導を受けていたプロと距離を置くようになって、調子を落としていった」と関係者がこう明かす。
「渡邉は高校生の時からドライバーは軽く270ヤード以上も飛んだ。しかしフックもスライスも出て悩んでいた。どちらかといえばフックのミスが多かったので、指導したプロはスライスを打つように徹底して教えたようです。“5年間は絶対にフックを打たせなかった”と言っていました。それで通算3勝を挙げたのですが、飛ばし屋で人気選手になると多くの人が渡邉のスイングに口を挟むようになった。アドレスが左を向き過ぎだとか、クラブを外に上げ過ぎだ、とか。それでお世話になったプロの言うことを聞かなくなり、スイング改造に取り組んでドライバーがおかしくなっていった」